介護職の夜勤の流れと仕事のポイント

介護施設では24時間体制で介護を行っている施設も多い。たとえばその代表例が特別養護老人ホームである。また、24時間の介護サービスを提供する施設では、夜勤の仕事が入ってくる。施設により違いはあるが、夜勤を行う介護士は高齢者のトイレ誘導やおむつ交換、体位交換といった仕事を行っている。体の元気な高齢者なら自身でトイレに行くことが出来るが、中には歩行が不安定だったり、視力が弱い高齢者もいる。そんな高齢者に対してトイレまで案内するのがトイレ誘導だ。特別養護老人ホームなどの介護施設では、高齢者の枕元などにナースコールが取り付けられていて、高齢者がトイレに行きたくなったらそれを押すと介護士が分かるようになっている。ナースコールが押されたら介護士は、入居している高齢者の居室へと向かいそこでトイレ誘導をするのだ。

そして、介護職の夜勤で特に重要な仕事がおむつ交換である。体に麻痺があり自身でトイレに行けない方は基本的にオムツをして寝ている。しかし、オムツが吸収できる尿の量は限られていて、定期的にオムツ交換をしないと溢れてしまうのだ。だから、尿量の多い方の場合は数時間おきにおむつ交換をする必要がある。オムツもしくは尿を吸収するパッドを交換するのは夜勤の重要な仕事になるので、スムーズにおむつ交換が出来るようになっておくと夜勤が楽になる。その他、体位交換の他に入居者の衣類の洗濯や食器洗いなども夜勤の仕事の一つである。